Spider's Fishing Blog

愛媛在住シーバスアングラーのブログです。

T-Design フッククリップを使ってみた

T-Design フッククリップ

ジョイントベイト(グライドベイト)は、バス用に設計されていて、またジョイント部が有る為に貫通ワイヤー構造などもできず。強度面でも不安が残っており、ソルトシーンでの大型魚でのやり取りに不安がありました。

そんなジョイントベイトの弱点を補う商品が発売され、秋のハイシーズンに実釣に行ってテストして来ましたので、紹介します。

 

 

ジョイントベイトの水没

ダヴィンチ190の浸水

ダヴィンチ190の浸水

この写真は、魚のヘッドシェイクでフックアウトしたルアーですが、フロントフック部分のエイト環付近の接着が外れルアー内部に浸水が見られます。
カラーがクリアの為に浸水を見つける事ができましたが、全てが塗装されている場合は気が付くのが遅れていたかもしれませんね。

ダヴィンチ190に限らず、ジョイクロなどのジョイントベイト(特にマグナムサイズ以上)では フックを取り付けているエイト環に衝撃があると、ルアーの重さも相まってエイト環の部分の接着が剥がれるウィークポイントが顕著に現れます。

このウィークポイントについて、ケプラーラインやアシストフック用のPEライン等でフック補強や、高価なジョイントベイトは使い捨てと割り切ったり...
12ポンドライン等の細いラインを使い、やり取り時にルアーからフックが外れるリグの作成等に 2年ほど試行錯誤を重ねてきましたが、『T-Design フッククリップ』を知り解決に至りました。

 

T-Design フッククリップの発売

T-Design フッククリップ

T-Design フッククリップ

2020秋から『T-Design フッククリップ』が発売されてます。

入数は 10個入りで、良心的な価格設定で送料も無料なのが嬉しいですね。

 

T-Design フッククリップの詳細説明

フッククリップの詳細については、自分が細かく説明するよりは製作者の動画を観ていただく方が分かりやすいと思います。

 

T-Design フッククリップの装着

T-Design フッククリップの取付

T-Design フッククリップの取付

自分のセッティングでは、愛用している BOUZリングを使用しています。
BOUZリング(写真では 200LB)にルアーをセットして下側に制作したフック用のラインのソリッドリングが来るように取付します。

 

フッククリップへのライン接続

リグの作成方法も製作者から動画を作成されている為、参考にして下さい。

 

ナイロンライン編

ワイヤーを使う場合

 

自分のフッククリップ接続

T-Design フッククリップのセッティング

T-Design フッククリップのセッティング

自分は普段リーダーにナイロンラインを使用していますが、フック用のライン(ハリスに該当)は比重と直線的に硬いフロロラインを使用しています。

自分はフロントフックの取付を誘導式にしてサイズ調整が可能にしているので、写真のダウズスイマーから、ジョイクロマグナム、クラッシュ9などのマグナムサイズのルアーに対応出来るようにしていますが、まだフロントフックのフッキングの際の懸念点があり試行錯誤中でが...

 

フッククリップをルアーに取付て、フックをセットするのですが、STX-58クラスの太軸フックだとフッククリップに硬いですが何とか取付できるフックサイズです。
ST-66クラスだと厳しいかもしれません。
ST-46サイズの中軸フックだとベストマッチですね。

 

がまかつのフックだとマジックアイが採用されているので、装着は割と楽にできます。

がまかつマジックアイ

がまかつマジックアイ

やり取り時に魚の引きでフックがルアーと分離されるので、ジョイントベイトからフックが離れます。

T-Design フッククリップからフックオフ

T-Design フッククリップからフックが離脱

上記写真では、ルアー側にフッククリップを装着していますが、フック側にフッククリップを取り付ける事も可能です。フックの軸径の太さによって使い分けると良いでしょう。

 

これで、大型魚からルアーが離れるのでヘッドシェイクされてもルアーが外れたり、破損せずにやり取りが可能となります。

 

 

実釣にて

先日、ダイワ レイジーファシャッドJ170.5F にフッククリップを取り付けて、リグのテスト釣行に行ってきました。

T-Design フッククリップでの釣果

T-Design フッククリップでの釣果

70弱のシーバスがヒットしてくれましたが、フッククリップからフックが離脱して魚を捕獲できました。

キャッチ後もフッククリップにフックをセットするだけなので、簡単に元の状態に復帰できるのが何よりのメリットですね。
ルアーのS字の泳ぎも阻害される事も無かったように感じました。

 

別日にフッククリップを取り付けず、同じ ダイワ レイジーファシャッド J170.5Fでシーバスを掛けましたが、流れが強い場所で 3匹もヘッドシェイクでフックアウトしてキャッチする事が出来ませんでした。
フッククリップが外れる事で、ジョイントベイトのフックオフ率が下がるような気がしてます。今後も検証作業を続けて見ようと思います。

 

最後に

2年も試行錯誤していたジョイントベイトからのフック離脱方法を見事に解決してくれた T-Design フッククリップを利用して、実釣でシーバスを釣って有効性を確認してきました。

高価なジョイントベイトの強度不足からの破損や浸水問題も防げて、根掛かり時もフックラインが先に切れれば回収率も上がる素敵な商品でした。
(ジョイントベイトの場合は水面直下なので、根掛率は低いですが...)

 

あらかじめ、フック用のリグを数本作成して釣行すれば、現場でリグを制作する必要もないですし、リグを使い回せれば、フックの数もルアー毎にセットする必要もないので、とてもリーズナブルなリグになりそうな商品ですね。

これからも T-Design フッククリップを使って見たいと思います。
気付いた事があれば、このブログに追記したいと思います。