Spider's Fishing Blog

愛媛在住シーバスアングラーのブログです。

ルアーのリペイント

欲しい色がなければ、塗ればいいじゃん!

 プラモデル世代なので、子供のころから、車やバイク、ミリタリー物のプラモを作ってました。ラジコンカーでも良く遊びました。

結婚する前は、行きつけのバーで、大人のスロットカー(1/24)で遊んでましたので、プラモは良く作っていた方だと思います。

子供が小さい頃は、ミニ四駆を作ったりしていた頃が懐かしいです。
 

ひょんなことから、知人のモデラーからエアーコンプレッサーを安く譲ってもらいました。

パワーもあるコンプレッサーなので、二液性ウレタンクリアの吹付も余裕で出来ました。

エアーブラシは、少し奮発して、0.3mmダブルアクションの物を購入

ウレタンクリア用や蓄光塗料(夜光)用に、0.5mmの物も欲しいのですが...

 

家にある塗料はいずれも硬化して使い物にならなかったので、十数年ぶりに、プラモ屋さんに行き、色んな塗料を買ってきました。
溶剤も塗料も進化していて、特にパール系やメタリック系、顔料系のクリア塗料には驚きました。
硬化した塗料を復活させる溶剤も購入してきました。

 

今や、ネットでルアーに最適な、二液性ウレタン塗装も買えるし便利です。

 

塗装の剥離は、ルアーをキッチンペーパーに包み、無水アルコール(熱転写プリンタ ヘッドクリーニング用)をしみこませ、ジップロックに入れて、1~2時間程度放置させるだけです。
(燃料用アルコールは、メタノールを含んでいるので、自分は剥離工程で使用しません。)

 大まかな塗装は、ぶよぶよになって剥離するので...

金属ヘラなどで剥ぎ取って、サンドペーパーでならせば塗装は綺麗に剥がれます。
リップなどは、白濁する場合もあるので、マスキングテープを貼れば安心ですね。

  

今までは、スプレー缶などで塗ってましたが...
エアーコンプレッサー無敵です。

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中古のガンティアです。
海では不人気のバスカラーも、マットイエロー・オレンジベリーに早変わり
顔にはアルミホイルを貼ってリメイクして見ました。

 

塗装ブースは持ってないので、もっぱら庭を利用して塗装しています。
3~5個程度塗って乾燥させてます。

 

ただ、K-TENルアーですが、TackleHouseの塗膜が強いのも有名なので剥離するのも難しく、ロットによる物なのか、製品による素材の違いなのか...

樹脂が、アルコール溶剤に弱く、BKF140系はボディに、クラックが入りました。
K2F142シリーズも、ヘッド部分に繋ぎ目があるので要注意です。


わずか1時間程度の漬け込みでも、クラックが入ることもあるので、高価なルアーが割れるとショックですね。
シンナーだと割れにくいですが、綺麗に剥離しないので、悩みどころです。

 

2020/11追記 タックルハウス 二宮さんが調べた結果

※ タックルハウスのABS樹脂(3種+αの重合合成樹脂)では薬品による安全な剥離方法は無いとの事です。
ABS樹脂はアルコール類、鉱物油、強酸、強アルカリの付着で劣化、白濁、ケミカルクラックの原因になるそうです。

サンドペーパーや、カッターの刃などで地道に塗装を剥がす方法がベストだそうです。

 

 

エアーブラシを使って、オリジナルカラーに塗ってみたり...

色味の少ないカラーに差し色をしたり、グロー(夜光)でベリー部分を塗ったり...

フローティングや、シンキング等で塗り分けたりと楽しんでいます。

 

外れた目玉シールも、百均のレジンと、娘のネイル用のUVライトで簡単に作れます。

 

磯釣りしている頃は、ドリルでウキとか作ってましたが、遂にルアーの塗装までも始めてしまいました。
友人にもルアービルダーが居るので、手間暇を考えても、自分でルアーを作ることは無いと思いますが...
オリジナル・カラーのルアーが作れる楽しみが増えました。

 

塗料や、溶剤の匂いで、プラモデルを作っていた少年の頃にもどったようで、わくわくします。