Spider's Fishing Blog

愛媛在住シーバスアングラーのブログです。

15 CALCUTTA CONQUEST300 ハイギヤ改造

カルカッタコンクエスト300 ハイギヤ変更

自分が使っている、カルコンは 15カルカッタコンクエスト300です。
30lbs.ラインが100m巻けます。

18カルコン300発売のタイミングで、在庫処分品を特価で購入しました。


前には、200番も使っていましたが、今では 18アンタレスDCMDに買い替えました。

 

 

15カルカッタコンクエスト300 スペック

  • 品番: 300
  • ギア比: 5.6 → 6.2
  • 最大ドラグ力: 7kg
  • 自重: 325g
  • 糸巻量: PE(号-m) 4-180、5-140、6-120
    ナイロン(lb-m) 16-210、20-160、25-135、30-100
  • 最大巻上長: 76cm → 84cm
  • スプール寸法: 43/22mm
  • ベアリング数; 12/1 (SA-RB/ローラー)
  • ハンドル長: 48mm
  • ブレーキシステム: SVSインフィニティ(旧タイプ)
    6ブロック

 

ハイギヤ化の目的

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ノーマルギヤ(5.6: 76cm)だと、ジョイントベイトをハンドルジャークで動かしたいときに回転不足を感じたので、ハイギヤ HG(6.2: 84cm)にしました。

 

18カルカッタコンクエスト300のだめな点

18カルコンは、最初からHG:ハイギヤですが、ブレーキシステムが、SVS∞(旧タイプ)から、旧型のSVSにスペックダウンしてしまいました。


レベルワインド連動: スプールにプラギアを付けて、レベルワインドのウォームギヤに伝達させてます。その為、キャスト時に駆動ロスが発生する事になり、割と大きな音が出ます。

プラギアを追加したため、外部ダイヤルの機構が無くなり、旧式のSVSしか搭載できなくなりました。(ネジ止めされているフレームB受ケはそのまま存在しています。)

ブレーキ調整は、ハッチを開けてフレームB受ケの狭い隙間から、8個あるSVSブレーキに一個づつセット(On/Off)する事になります。ナイトゲームでは、夜間にハッチを開け、ブレーキ調整するのもすごく面倒ですね。

 

カルコン300は、シマノ標準の22mm幅スプールなので、レベルワインド連動はいらないと思ってます。(400は、有りだと思いますが...)


気になるなら投げる前に、レベルワインドをセンター付近にすればよいだけでしょう。

 

HGにするための部品

HGにするために購入した部品は、以下の 15点
(実際に使ったのは14点)

上がノーマルのギヤ・パーツ、下がHGのギヤ・パーツ

  15 オシアコンクエスト 300HG

  • 40: インナーチューブA-RB 02AXS100V2インナチュブARB
  • 41: スタードラグ板 15OC300HG スタドラク板
  • 42: ドラグ音出シラチェット 15OC300HG D/Oラチェット
  • 43: スタードラグ座金(1) 11CT200HG スタドラクWC
  • 44: スタードラグ座金 15OC300HG スタドラクWE
  • 43: スタードラグ座金(2) 11CT200HG スタドラクWC
  • 45: スタードラグ座金 15OC300HG スタドラクWD
  • 43: スタードラグ座金(3) 11CT200HG スタドラクWC
  • 68: ピニオンギア 15OC300HG ピニオンギア
  • 49: ドライブギア 15OC300HG ドライフギア
  • 46: ドラグ音出シピン 14OC200HG Dオトタシピン
  • 47: ドラグ音出シバネ 14OC200HG Dオトタシバネ
  • 48: ドラグバネホルダー 15OC300HG Dバネホルダ
  • 50: スタードラグ座金 06CU200DHSVスタードラクWA
  • 51: ストッパーギア 15CTCQ300 ストッパギア (同じ物なので不必要)

ちなみに、15オシアコンクエスト300HG、18カルカッタコンクエスト300 どちらの部品を頼んでも同じパーツです。

大体の金額で、7,000円位だったと記憶しています。

 

ちなみに、オシアコンクエスト300PGのギヤを組めば ギヤ比 4.8: 65cmのローギヤにも替えられます。

 

HGのデメリット

HGは、ドラグサウンド付きなので、写真でも解るように、ドラグワッシャの直径が小さくなります。結果ドラグ力が 1kg(8kg → 7kg)ほど低下します。

 

18アンタレスDCMDなど、単式ドラグのロープロ機と違って、
3枚の複式ドラグなので、ドラグ力がきっちりと出せます。


ちなみに、18アンタレスDCMDは、実測 4.5~5kg位です。6kgなんて嘘です。(爆)
そうなると、ドラグサウンド付きの 17EXSENCE DC は、どうなるのって感じですよね。

 

 余談ですが、スピニングリールでは、スプール内部にドラグ機構が入っているのでダイレクトにドラグが作用するのに対し、

 ベイトリールでは、メインギアにドラグが付いていて、ピニオンギア、スプール という段階を経てドラグが効く為、ドラグ作用がスピニングに比べ劣ります。

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また、カルコン300以上の利点は、ドラグのロック機構が、ワンウェイベアリング + ストッパーツメの二重構造 (ステラSW8000以上と同じようなものと思ってください。)
なので、大物とのバトルにもへこたれません。

 

XGギアへの変更

2021/5 追記

21スコーピオンMD 300XGが発売されました。
予約購入して届いてすぐに分解し、スコーピオンMDと同じスプールサイズのカルコン300に XGギアを入れてみましたが...

カルコン300にXGギア入らない

カルカッタコンクエスト300にはXGギアが入らない

スコーピオンMDのXGギア(直径: 45.7mm 厚さ: 5mm)は、カルカッタコンクエスト300HGのギア(直径: 39.8mm 厚さ: 5.5mm)には互換性は無く、ボディにも入らないので組付ける事は出来ませんでした。

 

スタードラグ交換

丸形リールのカルコン300は、手の小さい自分には少し大きい。
左手でのスタードラグリーリングするために、スタードラグも交換しています。

左の OCEAコンクエスト用は、右のバス用のカルコンよりスタードラグが大きいです。
すいません。 200番については、調べていません。
気になる方はお店で比較してみて下さい。

 

15 オシアコンクエスト 300HG

  • 13: ハンドル受ケ座金 98JG2000ハンドルウケザガネ
  • 14: スタードラグ音出シ板抜ケ止メ 98BSC SDオトダシイタヌケドメ
  • 120: スタードラグ音出シ板 98BSC STR DRG CLICK
  • 16: 音出シピン 03CT200DC BRオトダシピン
  • 17: 音出シバネ 14STL2500 Dノフクリクハネ
  • 18: スタードラグ 15OC300HG スタードラグ

パーツ流用する方は、18: スタードラグ だけでも構いません。
ただ、120: スタードラグ音出シ板 は対策部品なので、交換しておいた方が良いかと思います。

 

この記事を書いた後、オシアコンクエストリミテッドが発表されました。
オシアコンクエストは、廃盤になる可能性が出てきましたね。

 

ブレーキブロック

現在、使用中のブレーキシューは、下記の通りです。

  • カルコン200 赤ブロック(1/2幅に削ってます。)
  • カルコン300 Mブロック(赤) ブレーキリングへの接地面が大きい
  • カルコン300 Lブロック(黒) カルコン200と同じかも
  • アルデバラン70 白ブロック

上記4種類のブレーキシューを組み合わせて使ってます。

 

PEラインだとキャスト初期のライン膨らみを抑制したいので、軽めのブレーキシューを中心に、遠心の立ち上がり時に、ブレーキが利きやすいセッティングで使ってます。

 

フレーム固定ボルトの交換

カルコン300以上も、アンタレスDC系も、ブレーキユニット(フレーム)の固定にナベ型のボルト(+)が使用されています。 

取り外しの際にも、+ネジは落下させやすいですし、スプール交換や整備などで、ネジをなめる恐れもあります。

 

自分もマルチスプールオペレーションを実践しているので、このネジを ステンレス ローヘッドキャップボルト M2.5x5(六角)に変えています。

ローヘッドキャップボルト M2.5x5 ヘキサゴンボルト

ローヘッドキャップボルト

 

カルカッタコンクエストは、アルミボディなので、まだ問題は少ないと思いますが、アンタレスDC系は、マグネシウムボディなので、ステンのボルトをねじ込むと異種金属の接合になり、電食が起きて腐食しやすくなります。

 

サンデーペイント・電気絶縁塗料スプレー 塗装後、電気を通さなくなる。

絶縁スプレー

そこで、サンデーペイント・電気絶縁塗料スプレーで、ローヘッドキャップボルトのネジの部分に電気が通らないように塗装しています。

 

更に、DG14撥水グリス(廃盤)を塗ってねじ止めし、海水が掛かっても腐食しにくい対策を取っています。

  

 

さすが、カルコン
7mクランクでも、楽勝で巻けます。

アンタレスDCMDでは絶対に巻けない メガロドーンも楽勝です。 

 

ブレーキユニットについて

15カルカッタコンクエスト300のブレーキユニットは、特大の6ブロック式
他の、6ブロックSVS∞リール(12アンタレス)との互換はありません。

 

Availのリムーバーでも、大きさが違うため取り外しできませんでした。


最近のMGLスプール2から搭載されている NewSVS∞ブレーキの方が、
旧SVS∞ブレーキより優秀なので、互換がありそうな機種を調べてみると...

 
海外版の SLX 150に、NewSVS∞ ぽい 6ブロックが搭載されていました。

VBSブレーキユニット 6個のブレーキシューを装備

VBSブレーキユニット


海外向けのリールなので、詳細がわからず、思い切ってリールを購入(15,000円位)して、ブレーキユニットを交換してみようかと悩みましたが...

 

NewSVS∞は、旧SVS∞とスプールシャフトとブレーキユニットの固定方法が違うとの事
また、SLX 150は外部のブレーキ調整が出来ないモデルだと判明し断念しました。

 

追記(2019/8/8)

今度はドラグを強化してみました。