Spider's Fishing Blog

愛媛在住シーバスアングラーのブログです。

ビッグ & ジャイアントベイトタックル考察

ビッグ & ジャイアントベイトタックルの沼

手持ちのベイトリールや、ベイトロッド(ワールドシャウラ)でデカいルアーに対応が出来るのか、色々と考察してみました。
最近、スコーピオン1787RSで検索されて来られる方が多数いらっしゃるので...

 

 

ビッグベイトカテゴリー(2ozクラス)

2oz(56g)クラスのシーバス流用が多くなってきて、ジョイクロ178を筆頭に最近では、ダウズスイマー180SFも発売になりました。
このクラスのルアーなら、ワールドシャウラ 3パワーでも投げれます。
ロッドも軽く、リールも選ばないのでタックル選びも自由に選定出来ますね。

リールは、ジョイントルアーを投げるのなら、18アンタレスDCMD一択ですが、21アンタレスDCでも普通に投げれます。

15 WorldShaula Tour Edition 1753R-5

パックロッドですが、7feet6inchなので操作性を重視して使用しています。

12 WorldShaula 17113R-2

赤シャウラ 17113Rだけは高弾性ブランクスなので、2oz程度で止めた方が無難です。

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マグナムカテゴリー(4~5oz)

4oz(113g)を超えるあたりから、ヘビーロッドが必要になってきます。
このカテゴリーのルアーも充実していて、ルアーサイズが220~240cmで、ジョイクロマグナムを筆頭に、ダウズスイマー220SF、メガドッグ、ヴァタリオン190、メガロダンクル、クラッシュ9などがあります。

 

18 WorldShaula 17114R-2

遠投重視モデルで高弾性の特性があるので、3oz(85g)~4oz(113g)付近が限界点だと思います。

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ロッドの張りとシャキッとした調子が好きなら 17114R

4ozクラスまでのルアーなら、4パワーで十分だと思います。
ワールドシャウラでオススメなのは 1754Rや、バットパワーがあり操作性を求めるなら 1704Rが最適だと思います。 

 

18 WorldShaula 1785RS-2

5oz(142g)Overになってくると、最低でも 5パワーのロッドが欲しくなります。

スペック

18 WORLD SHAULA 1785RS-2 アンリミテッドオブワールドシャウラ
夢屋X-SEAT TRIGGER 対応モデル

 

世界中の巨大魚をことごとく制してきたモンスター対応ロッド「1787R-2」をベースに、もっと幅広くルアー ウエイトを扱えるようにパワーランクと調子の理想を追求。

シマノの先端ロッドテクノロジーから生まれる レギュラースローテーパーの粘りが、持久戦におけるアングラーの負荷軽減だけでなく、首振りをも抑止し、 説い曲などによるラインブレイクを防ぎキャッチに貢献します。

国内外の怪魚とのファイトを繰り返し磨きあげられたパフォーマンスはスネークヘッド、ピラルクー、メコンオオナマズは勿論、バラムツ、イシナギなどの深海のモンスターにも対応します。

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  • 発売: 2018年4月
  • 全長: 2.34m(7ft 8in)
  • 継数: 2本 (並継)
  • 仕舞寸法: 130cm
  • 自重: 180g
  • 先径/元径: 2.8mm
  • 適合ルアー: 15~140g
  • 適合ナイロン: 16~50lb
  • 適合PE: MAX6号
  • グリップ長: 370mmトリガー交換タイプ
  • テーパー: RS(レギュラースローテーパー)
  • カーボン含有率: 98.1%
  • 定価: 76,000円(税別) → 78,300円(税別 2022年改定)
  • ガイド: 9個 (トップガイド SIC-J、その他は SIC-S KWガイド)
    T‒MNST 8‒2.8
    T‒KWSG 8S (×5)
    T‒KWSG 10S
    T‒KWSG 12S
    T‒KWSG 16S

 

「マグロロッドなのか」と言われてた最強の赤シャウラ 1787R-2(キングオブワールドシャウラ)を2ランクパワーダウンして、5パワーにしたロッドです。


7feet8inchの長さのロッドですが、グリップ長が、スピニングの2953R-3よりも5mm長い 370mm(リールシート位置: 395mm)になってます。

 

グリップが長すぎて、バックハンドキャストが苦手です。
自分は右利き右巻きなので、左手に持ち替えてのフォアハンドや、スパイラルキャストでバックハンドキャストしてます。

 

ロッドの有効長としては 1754Rとほぼ同じくらいの長さになります。


長いグリップなので、魚とのやり取りの際に、スピニングロッドの様に脇に挟んだり、お腹に当てたりしてリーリングする事となります。

 

同じ番手のロッドは、赤シャウラの最後に発売された 「1755RS-2」ですが、自分も過去に在庫を探した事がありますが...
直ぐに廃盤になったので、発売本数も少なく手に入れることが出来ませんでした。

今となっては、1785RSのロンググリップが、大きいルアーを放り投げるのには、楽だと思ってますが、操作性の良さなら 1755RSでしょうね。

組合せるリール
  • 21スコーピオンMD 300XG

スコーピオンMD 用には PE4.0が180mほど巻けるので、重ためのビッグベイト用として使用。

 

ガイドシステム

ガイドシステムは、FUJIタックルの最新ダブルフットガイドの KWガイドが採用されていて、1755RSはステンガイドだったのですが、チタン製になってます。
KWガイドも最新の SIC-Sリング仕様で、リング内径が少し大きくなっています。

 

最小ガイドの径は、8mmΦで、スピニング 2832RS-2と同じ径を採用しているので、太いラインや、PEでのリーダー結束部もスムーズに通せます。
 
トップガイドも、脚付きの MNガイドで屈強な相手にもびくともしません。
ただ、スレッドがシングル巻きなのが残念、このパワークラス以上ならダブルスレッドで仕上げて欲しい所ですよね。

 

キャスト性能

ルアーウェイトは、Max140gですが、実際に投げても不安感は無いのですが、このくらいのウェイトになるとロッドもある程度曲がり込み反発を生かして投げると反動もあります。

長いグリップと相まって左手の引手によるキャスティングが出来るので遠投性能も高いです。

レギュラースローテーパーの調子なので、ティップセクションが緩やかに曲がるので、引手を使って 1oz(28g)位のルアーをフォローに使っても快適に投げれます。

リールシートはトリガー交換タイプで、X-SEATです。
重たいルアーをフルキャストしていて、PEラインだと糸噛みでラインが止まると手首に負担が大きいので、『夢屋カスタムトリガー TypeWR』を取り付け、主にツーフィンガーで握ってキャストしています。

重いルアーをツーフィンガーグリップで投げていますが、ホールドもしやすいですし、重量のあるルアーで回転しやすいグライドベイトでバックラしても、ロッドがすっぽ抜けせずに済みます(笑)。

無用の長物的な X-SEAT ですが、このロッドでこそ有効活用できますね。

最大ルアーは 6oz(170g)位が上限だと思います。
ティップもスパイラルXコアのおかげでハリがあるので、メガドッグの水押しにも負けず楽に操作できます。

 

22 Bantam 168XH-SB/2

ルアーのアクション操作を優先するために、22バンタム168XH-SB/2 を購入しました。

 

ジャイアントベイトカテゴリー(6~8ozOver)

このカテゴリーになるとルアーサイズも300mmを超え、6oz(170g)クラスのスライドスイマー250や、バラム300、8oz(227g)クラスのジョイクロ 尺One、クラッシュゴーストなどが存在します。

13 WorldShaula 1787R-2

もう6oz(170g)以上になってくると、このロッドしか無いと思ってます。
(ちょっと長めです。)
2013年のフィッシングショーで、破壊強度 30kgのロッドとしてデビューして、しかも自重が 195gしかないスーパーロッドとして話題になりました。
13カルカッタ 300/400(シルバーボディ)と同時発表でしたね。

 

スペック

13 WORLD SHAULA 1787R-2 キングオブワールドシャウラ

 

ワールドシャウラを象徴するモンスター対応ロッド。
ターゲットは世界中の怪魚たち。

バスロッドの域を遥かに超えた破壊強度を誇り、ピラルクー、 アリゲーターガー、 キャットフィッシュ、スネークヘッドなど、 モンスターを仕留めるために開発されたアイ テムです。

パワーを最優先しながらも軽量化を達成、 ロングレングスを感じさせない操作感を実現しています。 さらに軽量フロ ッグをライナーでキャストできるキャスタビリティを確保。

[スパイラルX]+[ハイパワーX]構造による軽量かつ高剛性のブラ ンクスが、巨大魚たちを自在に誘導するパフォーマンスを発揮します。

 

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  • 品番: 1787R-2
  • 発売: 2013年4月
  • 全長: 2.34m(7ft 8in)
  • 継数: 2本 (並継)
  • 仕舞寸法: 130cm
  • 自重: 195g
  • 先径/元径: 2.8mm
  • 適合ルアー: 15~200g
  • 適合ナイロン: 16~70lb
  • 適合PE: MAX8号
  • グリップ長: 378mm
  • テーパー: R(レギュラーテーパー)
  • カーボン含有率: 96.1%
  • 定価: 82,200円
  • ガイド: 9個 (ステン SIC-J オーシャンガイド)
    PMNST8−2.8
    PMNSG8 ×5
    PMNSG10
    PMNSG12
    PMNSG16
組合せるリール
  • 15カルカッタコンクエスト300(HG改) 

カルコン300用には PE6.0が120mほど巻けるので、ジャイアントベイト用として愛用してますが、このクラスになるとルアーサイズが30cmを超え、クラッシュゴーストクラスになると、少し不安です。高切れで無くすと辛いですよね。

スペアスプールには PE5.0-160m巻いて使い分けしています。

リーリングジャークで飛ばすには、カルコン300では ギア比が低いので、スコーピオンMDの替えスプールで対応するかどうか検討中です。

オススメは TATULA TW400や、USシマノ TRANX 400HG(シングルハンドル)なのかなぁ 2021/5/31に TATULA TW400XH が追加されるのも決定になりました。7月発売です。

 

ガイドシステム

ガイドシステムは、FUJIタックルのステンレスフレームガイドのMNオーシャンガイドが採用されています。

最小ガイドの径は、8mmΦになっています。

 

21スコーピオン1787RS-2との違い

21スコーピオンMDとのマッチアップ・ロッドとして、ジャイアントベイト対応ロッドが発売されました。

実際に曲げてみましたが強い...

21スコーピオン1787RS-2 スペック
  • 品番: 1787RS-2
  • 発売: 2021年4月
  • 全長: 2.34m(7ft 8in)
  • 継数: 2本 (並継)
  • 仕舞寸法: 130cm
  • 自重: 195g
  • 先径: 2.9mm
  • 適合ルアー: 15~240g
  • 適合ナイロン: 16~70lb
  • 適合PE: MAX8号
  • グリップ長: 379mm
  • テーパー: RS(レギュラースローテーパー)
  • カーボン含有率: 97.4%
  • 定価: 43,000円(税別)46,600円(税別 2022年改定)
  • ステンレスガイド 9個 (トップガイド SIC-J、その他は SIC-S)
    PMNST8−2.8
    PKWSG8S ×5
    PKWSG10S
    PKWSG12S
    PKWSG16S

2021年春にスコーピオン1787RS-2が発売になり、リセールバリューが落ち込んで、知人から赤シャウラ 1787R-2を譲り受けしました。

赤シャウラ 1787Rは、発売当初からあまり売れてなかったので、そんなに本数は出回って無いと思われます。
近年のジャイアントベイトブームで再燃したロッドパワーです。
ワールドシャウラでは販売数も見込めないので、リニューアルされないと思いますが...

SPIRAL-X

SPIRAL-X®

似た品番の スコーピオン1787RS-2 ですが、お店で触った事がある程度ですが、ティップセクションにスパイラルXが入って無いのでねじり剛性は弱いです。(ほんの少しですが...)
テーパーも扱いやすいレギュラースローテーパーに変更になってますね。
(店で曲げてもらったけど、ロッドパワーがありすぎて、正直違いが分かりにくかった。)

ガイドもステンのKWガイド(SIC-S)で内径がわずかに広がってます。ティップセクションの重量が増えているのがデメリットかもしれませんが、このパワークラスでは誤差の範疇ですね。

ルアーウェイトも 40g加算され 240g(8.4oz)にアップされていますが、このクラスのロッドでは誤差の範囲なのかもしれませんね。
しかし、8.4ozを投げるロッドの自重が 195gって、なかなか凄いですよね。

 

まあ、ジャイアントベイトカテゴリーのロッドなので購入する場合、投げるルアーも高額になりますし、ある程度の覚悟が必要だと思いますが...

21スコーピオン1787RS-2と21スコーピオンMDの売れ行きを見る限り、来年あたり中古市場に出回って来るのでしょうね...

 

キャスト性能

操作感は、兄弟機種の18ワールドシャウラ 1785RS-2に近いです。

1787Rとクラッシュゴースト

ワールドシャウラ 1787Rとクラッシュゴースト

8.8oz(250g)のルアーを吊り下げても、このティップセクションのパワー
余裕でぶん投げれます。
7パワーの 7ft8inのロッドを曲げこむには、体力もいります。
このカテゴリーのジョイントベイトだとルアーが回転するのでロッドのレングスは飛距離にあまり影響が無いので、7ft位の長さが丁度良いと思います。

 

このカテゴリーのルアーになると、PEラインでナイロンロングリーダーを組むと、キャスト時に親指が滑りやすくなり、ノット部分が当たると親指に痛みを感じたりして、リリースポイント手前で飛んで行ったりします。
この現象でルアーが回転したりして、エビったり、バックラしたりしてトラブルも多くなってきます。グローブ使用も検討していますが...

 

ただジャイアントベイトを操作する場合、ロッドが長すぎる感じがします。
7フィート以下のロッドの方が操作性は良いかなぁと思います。

このタックルで、90オーバーのシーバスを捕獲してますが、ハッキリ言ってシーバス相手ではオーバーパワーなロッドです。

 

 

更なるジャイアントベイト(10ozOver)

このカテゴリーのルアーになると 300gを超えてくるので、流石に投げる自身もタックルも持って無い自分がいますが...

deps コードネームバス

全長290mm 350g

deps コードネームバス

deps コードネームバス

deps ギラギラコウゲキ

開発プロトの時点で全長365mm 330g

 

DRT klashFRENZY

400mmオーバーで300g弱 内部に水が入る構造なので、ウェイトは軽いけど

動画は今現在 #03まであります。

 

SIGNAL ティーザー

380mmで450gの超ジャイアントベイトです。

後、IMAKATSU ジャバロン350(400g以上)なんかもありますね。

 

流石に10ozオーバーのルアーになると、リールのキャパとロッド選びに躊躇しますね。
ルアーの値段もかなり高くなりそうなので、PEラインセッティングで高切れを考えると PE10号-リーダー 100LB位が最低ラインシステムになりそうですね。

deps ギラギラコウゲキと DRT klashFRENZY は、もう少しで、発売になりそうですが果たしてソルトシーンでも使って行けるのでしょうか?

 

2022年4月 追記

2022 シマノ バンタムシリーズのフルモデルチェンジにより ビッグベイト。ジャイアントベイト用のロッドが発売になりました。